エポキシレジンは、主剤と硬化剤の二種類の液を混ぜることで固まります。そのため、それぞれの液を計量したり、まんべんなく混ぜ合わせたりする作業が必要なため、UVレジンより少し手間がかかります。
エポキシレジンを使う際には、デジタルスケール、混ぜるために使うカップ、撹拌棒が必要です。デジタルスケールでしっかりと計量しないと、上手に混ざらないこともあります。カップは100円ショップなどで売っているプラスチックの皿で十分ですし、撹拌棒はわりばしでもOKです。主剤と硬化剤を混ぜてもすぐに固まるわけではなく、固まるまでに時間がかかりますから、あわてずに作業することができます。
UVレジンは1液のみで紫外線に当たると固まる仕組みです。そのため、容器から出して日の光に当てると、徐々に固まり始めます。しかし、自然の光の場合は固まるまでに時間がかかりますから、作業を慌てる必要はありません。
ネイル用やUVレジン用のコンパクトなUVライトを使えば、数分で固まります。時間がない場合やたくさんの作品を作りたい場合は、UVライトを購入するとよいでしょう。手芸店やインターネットなどで、数千円で購入することができます。
UVライトを使う際に注意したいのが、直接ライトを見ないということです。目に悪影響を及ぼす危険があるので、ライトを見ないように作業しましょう。
もちろん、UVライトが無くてもUVレジンは固まります。ですから、制作に時間がかかってもよいなら、ライトを購入しなくても十分作業はできます。
エポキシレジンは主剤と硬化剤を混ぜてから、完全に固まるまでに1日から3日ほどかかり、意外と時間がかかります。エポキシレジンはUVレジンとは異なり、大きめで厚みのある作品も作ることができます。
そのため、大きめのオブジェや置物などを作った場合、奥の方まで完全に固まるまでにとても時間がかかります。ですから、小さめの作品なら1日ほどで固まりますが、大きい作品だと3日ほどかかることもあります。
UVレジンは紫外線(UVライト)を当てることで固まります。UVライトには9Wと36Wの商品があります。9Wだと一つの作品を硬化するのに数十分かかりますし、36Wなら2~5分ほどで固まります。そのため、36WのUVライトを持っていれば、作業がスムーズに進みます。
9Wでも放置するだけですから、大事なのはワット数ではなくタイマー機能の有無です。タイマー機能が無いと、ライトを当てたまま忘れて放置してしまうことがあります。UVレジンはライトを当てすぎると劣化します。
せっかくかわいいアクセサリーができたのにすぐに劣化してしまってはもったいないですから、ぜひタイマー機能付きのライトを購入してください。2,000円から5,000円で、手芸用品店などで購入できます。
UVペンライトならちょっと使いづらいですが、100均でも手に入ります。UVライトが無くても、太陽光に当てることで固めることもできます。その場合は、数十分から数時間かかることもあります。確実に固まるわけではないので、様子を見ながら作業する必要があるでしょう。
まずは、UVライトを用意しましょう。36Wのライトなら、数分で固めることができ便利です。
UVライトに出来上がった作品を、まずは120秒間照射してみてください。小さめの作品なら、120秒で固まります。
120秒照射してみて、まだ固まっていないようならもう一度120秒間照射してみましょう。様子を見て固まったようなら、OKです。固まっていないのに触ってしまうと、形が崩れてしまうので注意してください。
UVレジンは固まった後も表面がべたついていることがあります。この場合は、レジン拭き取り液を乾いた布に取り、綺麗にふき取りましょう。こうすることで、表面が滑らかでつやのある、美しい作品に仕上がります。
時間はかかりますが、晴れている日なら太陽光でも十分固めることができます。よく晴れた日に窓際に作品を置けば、15分程度で固まります。しっかりと太陽光が当たり続ければこの時間で固まりますが、途中で太陽が雲に隠れる可能性もありますから、30分は見ておいた方がよいでしょう。
また、同じように晴れていても、夏の強い日差しと冬の日差しでは効果が違います。曇っている日の場合は、晴れた日の倍くらいの時間を見た方がよいでしょう。30分ほど日の光に当てておいてください。
100円ショップにもUVランプが売っています。この100均の安いUVランプを使えば、3分ほどで固めることが可能です。ただし、一つの作品にしか照射できませんし、しっかりとライトが作品に当たるように固定する工夫が必要です。一つ一つ時間をかけて照射するくらいなら、もしかしたら太陽光に当てて一度に固める方がよいかもしれません。
専用のUVライトを使わず太陽光を使って固める場合には、注意したいことがあります。それは、長い時間放置するため、ホコリやゴミが付く可能性があるということです。乾いていないレジンにゴミが付着するとせっかくの作品が台無しですから、なるべく風が当たらない場所で日に当てるようにしましょう。
よくあるのが、窓際においてカーテンが風に揺れて作品に触れてしまいゴミが付着する、風で砂が舞って作品が砂まみれになってしまうなどという失敗です。また、太陽光が無いとまったく固まりません。夜間や日の光が当たらない室内で作業しても固まらないので、注意してください。
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