・苛性ソーダを使用
スタンダードで滑らかな石鹸を作りたい場合は、苛性ソーダを使った石鹸がおすすめです。記事を固めたり乾燥させる工程に時間がかかりますが、本格的な石鹸ができあがります。できあがった石鹸の使い心地は格別です。
・グリセリンソープ
グリセリンソープを使った石鹸は、透明感が特徴です。透き通った輝きから「宝石石鹸」と呼ばれることもあります。SNSの写真にも映えそうです。苛性ソーダを使ったレシピよりも難易度が低いので、初めての石鹸作りに向いています。
・石鹸素地
石鹸素地とお湯だけで、手軽に手作り石鹸ができます。材料を混ぜてこねる工程が、まるで粘土遊びのような感覚なので、キッズ向けの石鹸づくりのワークショップでも取り入れられています。お子さんがいても安心して作ることができるのが魅力的です。
それでは、苛性ソーダを使った石鹸の材料についてご紹介します。
・苛性ソーダ
苛性ソーダは、薬事法などで劇薬に指定されている薬品です。処方箋を扱う薬局やドラッグストアで購入することができますが、印鑑や身分証明書の提示が必要になります。お近くの薬局などで取扱いがあるかどうか確認するとスムーズです。
・オイル
手作り石鹸の材料で人気が高いのは、オリーブオイルです。スクワランやオレイン酸など、潤いを与える成分が豊富に含まれているので、洗い上がりがしっとりします。
オリーブオイル以外にも、泡立ちが豊かなココナッツオイルも人気が高いです。
・精製水
ドラッグストアやネット通販で購入できます。
・苛性ソーダを使って作るときに必要な道具
・ガラス製の耐熱容器
・耐熱計量カップ
・ガラス棒
・ガラス製かステンレス製のボウル
・泡だて器
・温度計2本
・ゴムべら
・発泡スチロールや段ボールの箱、または保温バッグ
・型(牛乳パックや保存容器なども可)
・はかり
・包丁やカッター
道具は多く感じますが、家庭で使っているものを使用できるので、買い足すものは意外と少ないのではないでしょうか。
ポイントは、耐熱容器のガラスの厚みです。この場合に使用する耐熱容器は、苛性ソーダを入れて発熱したものを、ボウルに入れた水で温度を下げるため、温度差に耐えられる適度な厚みの容器が向いています。
ジャムの空きビンなどの厚みがあるビン容器では割れてしまうことがあるので、厚すぎない容器を用意しましょう。
グリセリンソープを使った石鹸は、簡単にできる上に、材料も簡単に揃います。
・グリセリンソープ
グリセリンソープは、MPソープという名称でも販売されています。ホームセンターやドラッグストアにありますが、石鹸のコーナーか精製水の近くに陳列されていることが多いです。ネット通販でも購入できます。
・着色料
溶かして液状にしたグリセリンソープの色づけには、食用の着色料を使う方法が向いています。また、細かくしたグリセリンソープに、100円ショップなどのチークやアイシャドウで色を付ける方法もあります。
・グリセリンソープを使って作るときに必要な道具
苛性ソーダよりも簡単に作れる分、道具も少なめになります。
・耐熱容器
・包丁やカッター
・型
・スプーン
グリセリンソープの石鹸は、透明感に特徴があるので、四角いシンプルな型より、シリコン製の可愛らしいのほうが見映えが良くできあがります。プリンやゼリーの空き容器を使う方も多いです。
石鹸素地を使った方法も簡単ですので、ご紹介します。
・石鹸素地
石鹸素地は、アロマオイルなどを扱っている店舗で購入できます。ネット通販でも購入できるので、グリセリンソープ同様に手に入りやすいです。
・お湯
沸騰させて温度を下げた水道水でも構いませんが、精製水を60~70℃まで温めたものの方が衛生面で安心できます。
・石鹸素地を使って作るときに必要な道具
こねて作るシンプルなものなので、
・耐熱容器
・ボウル
この2つの道具で作ることができます。
香りづけに使える材料は、
・ドライハーブ
・ハーブティー
・アロマ精油
などです。
ドライハーブは、そのまま混ぜ込んだり浮かばせて使うことができるので、簡単に取り扱えます。香りが長く続くのが特徴です。
市販の石鹸の香りづけでは、ハーブティーが使われることが多いということです。市販のハーブティーより、ご自宅で淹れたほうが濃い目で香りよく仕上がります。ハーブティー独特の色が綺麗です。精製水の代わりに使ってみましょう。他にも、コーヒーで香りづけをすることもできます。アロマ精油は種類が多く、好きな香りが選べます。石鹸の香りづけの場合は、100%天然成分でできているエッセンシャルオイルを使いましょう。
量を使いすぎると分離の恐れがあるので、使うオイルの1~2%程度が適量です。
色づけで使用できる材料も様々です。
・食用の着色料
・カラージェル
・カラーパウダー
・クレイパウダー
先ほどグリセリンソープの材料でも触れましたが、食用の着色料以外にも、カラージェルを使って色づけができます。グリセリンソープはもちろん、苛性ソーダや石鹸素地に混ぜ込むことも可能です。
カラーパウダーは、鉱物が原料になっています。少しの量でも色がしっかりと付くのが特徴です。全体への色づけはもちろん、マーブル柄の石鹸を作ることもできます。
クレイパウダーには、スクラブの効果があるので、ボディ用の石鹸に向いています。入れすぎに気を付けましょう。自然な色合いの石鹸ができあがります。
石鹸に混ぜ込むオイルによって、肌への効果や泡立ちなどに違いが出てきます。石鹸づくりに良く使われるオイルに期待できる効果についてご紹介します。
・オリーブオイル
・ココナッツオイル
・アボカドオイル
・キャスターオイル
オリーブオイルはしっとりとした洗い上がりになるので、乾燥肌の方に向いています。手作り石鹸の中でも人気が高いオイルです。
ココナッツオイルは、市販の石鹸にも使われています。泡立ちが良い石鹸に仕上がるので、泡立ちを重視する方におすすめです。入れすぎると刺激が強く感じるので、補助的に入れるようにしましょう。
食べてもおいしいアボカドのオイルは、ビタミンを多く含んでいるので、手作り石鹸にも応用させる方が多いです。ベビー石鹸にも使えるくらい肌に優しいので、敏感肌を優しく洗い上げてくれます。
単独で使うと柔らかい仕上がりになるので、パームオイルに混ぜて使うとしっかりしたテクスチャーの石鹸になります。
キャスター石鹸に使われているキャスターオイルは、ひまし油のことです。薬として用いられることもあるオイルで、保湿力が高い石鹸ができあがります。大きめの泡ができるので、ココナッツオイルやパームオイルを足すと、その良い泡立ちが実感できそうです。
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