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盆栽資格のおすすめ資格|資格のメリット・仕事内容や勉強法まで解説!

盆栽クリエイターコラム01_01
植物そのものが持つ魅力と、人の手を加えた自然と人工の調和ができていることが魅力的と言える盆栽。 こちらの記事では、そのような植物を扱う盆栽作家になるために、持っておくと便利で役立つ資格や、盆栽作家の仕事内容、活動分野といった部分をご紹介していきます。
目次

盆栽作家とはどのようなものか?

一つの植物をいかに美しく魅せられるかということを考え、作者自身が創意工夫して抜かりない手入れをし、盆栽というひとつの作品をつくるというのが盆栽作家です。 自分好みの植物を選び、水やりや植え替え・剪定、日の当たり方などを考えた配置を行い、人の手をかけながら丁寧に育てていくのが主な作業となります。 「植物の手入れをするだけだから、簡単にできるのでは?」と思ってしまう方もいるかもしれませんが、現実は思い通りにはいかず、自然の植物を相手にしているため、容易なことではありません。 はじめての盆栽を行う方に向けて、盆栽を行うにあたっての基本的な流れを下記にて簡潔に記載します。

盆栽を作るにあたっての基本的な流れ

  1. 1. 鉢の底の穴に網を敷き、針金を通す
  2. 2. 土を入れる
  3. 3. 素材の伸びている根などをほぐすなどの準備
  4. 4. 植え付け

もちろん上記に記載したものは、多くの作業のうちでも最初の作業を抜粋した簡易的なものです。
基本となること以外にも、盆栽を行うにあたって素材の樹木や土、鉢、さらに場合によっては苔などを選んだり、道具を揃えたり、などといった手順も必要となります。
さらに盆栽を続けていれば、植物にとって見舞われる天災や虫の被害、水のやりすぎ、病気などといった問題に向き合っていかなくてはなりません。
盆栽作家とは、そういった天災や虫、病気などの問題とどのように向き合って解決するかということを考えながら、自然に向き合っていくことも必要なことであり、職業の魅力の1つと言えるでしょう。

盆栽作家になるには

盆栽作家になるには
盆栽作家になる方法としては、メジャーな方法と言えるのが盆栽園の親方の内弟子として修行するという方法があります。 現に、有名な盆栽作家の元で一緒に寮に入って暮らし、盆栽について学ぶという修行をしている方がいます。 最近は日本人だけではなく、海外でも盆栽作家を目指しているという方もおり、盆栽は海外の方にとっても魅力が感じられるものだと言えます。 盆栽作家になるにあたって盆栽園などで下働きをしながら修行し、技術を学んだあとは独立して日本盆栽作家協会に師匠の紹介などで入れてもらうことが多いです。 そして、地域などで開催している盆栽の展示会に出品・または個展を開きながら自分の知名度を上げていくことで、盆栽作家として活動できるようになります。

弟子入りの他に盆栽作家となる方法はあるのか?

もちろん盆栽作家を目指す方法として、弟子入りだけが全てというわけではありません。
他の方法で盆栽作家になりたいという方には、独学で「盆栽クリエイター」や「盆栽アーティスト」と活動をし、もしくは資格などを取得して、自身で作品をプロデュースしていく方法もあります。
例えば、SNSやハンドメイドサイトなどのインターネットサイトなどを活用して、自身の作った盆栽を紹介・販売するというような、自分自身の知名度を違う方法でアプローチしていくことも、盆栽作家へなるためのひとつの道と言えるでしょう。
ただしこの場合には、よっぽどの知名度や人脈、そして技術、コミュニケーション能力がなければ生計を立てるには難しい、といったデメリットもあります。
そのため、チャレンジするにしても別の仕事で生計を立てながら、趣味や副業として活躍していくのが費用面でも安定するため、安心できる方法と言えるでしょう。

盆栽作家の仕事内容と活躍分野

盆栽作家の仕事内容と活躍分野
盆栽作家は普段どのような生活・仕事をしているのか?と気になっている方もいるかもしれません。 そこでこちらでは、実際に盆栽作家・盆栽職人として活躍している方を参考に、盆栽作家の仕事内容や活躍分野などについてご紹介していきます。

盆栽作家の仕事内容

まずは盆栽作家が具体的にどのようなことを仕事内容としているのか、それぞれ見ていきます。

盆栽の販売

盆栽作家の仕事の一つとも言えるのが、自分の作った盆栽を盆栽店展や盆栽の祭りといったイベントで販売するということです。
販売する際には出来上がった盆栽だけではなく、盆栽をしている方に向けて素材・鉢や資材といった盆栽に使用される素材の販売を行っている方もいます。

盆栽教室

「これから盆栽を始めたい」という方や「今趣味としてやっている盆栽を極めたい」という方などに向けて、自分の修行や独学などで得た知識や技術を、盆栽を学びたいという方にレクチャーするために盆栽教室を開くという方法もあります。
週何回教室を開くなどということを自分で決めて、いろいろな場所を講師として回るというのもひとつの働き方といえます。

盆栽の手入れ

盆栽の手入れとは、文字通り実際に盆栽を取り扱っている方の家庭や企業などに出向いて、盆栽のお手入れをするというものです。
いろいろな場所で育てられた盆栽を見れるのが魅力的ですが、整えるのにも高い技術が必要になると言えるでしょう。

盆栽職人の活動分野

盆栽職人の活動分野

盆栽職人が現在どのようなところで活動しているのか、個別に見ていきましょう。

盆栽素材の生産者

自身が持っている盆栽の技術や知識を活用して、盆栽を趣味としている方や盆栽作家・企業に向けて盆栽素材を提供する生産者になるという盆栽職人の方もいます。
裏方として盆栽業を支えたいという方にはおすすめの職業と言えます。
固定の顧客がついていくと、安定した収入も得られるでしょう。
最近ではインターネットを活用した販売もあるため、趣味にしている方が多いハンドメイドサイトなどでの販売も可能です。

盆栽オークション専門業者

盆栽は直接販売するだけでなく、オークションに出して顧客に価値を決めてもらいながら販売するという方法もあります。
そこで働き方としては、盆栽オークション専門業者としての活躍も期待できます。
盆栽作家と顧客との仲介を担うことにより、盆栽作家と盆栽を趣味とする顧客とを繋げ、盆栽に携わりたい自身も盆栽オークション専門業者として活躍できます。
どちらの仲介も担うため、ある程度のコミュニケーション能力が求められます。

盆栽に関する海外公演のデモンストレーター

近年、盆栽は国内だけではなく、海外の方にも人気が高まってきています。
特に多くの方に盆栽を広めていきたいと考えている方において、海外公演のデモンストレーターというのは、たいへん向いていると言えるでしょう。
ただ盆栽をやっていれば海外公演ができるというわけでなく、ある程度盆栽の知識を持っており、さらに名が知れている方が海外より招かれるということが多いと言えます。
そのため、盆栽を続けてキャリアアップを図り、ある程度自分の名前が知れ渡ることが必要なことと言えるでしょう。

盆栽作家

多くの個展や展示の場で盆栽の販売などを行い、名も知れているということであれば、盆栽作家として独立し、活躍も期待できます。
しかし突然独立しても、費用面で苦労することが多いため、ある程度修業を積み、費用的にも余裕があるという段階で目指した方が無難であると言えるでしょう。

盆栽作家に向いている人

盆栽作家に向いている人
盆栽作家に向いている人にはどのような方が挙げられるのか、こちらの項ではご紹介していきます。 <盆栽作家に向いている人>
  • コツコツと下積みの努力ができる
  • 自ら率先して積極的に行動を起こせる
  • どんなことにも柔軟に対応できる
  • 一つのことに対して根気強く継続できる
  • 自分を分析し、一つの特徴を活かして創作のアイディアを出せる
もちろんすべてではないのですが、盆栽作家に向いている人というのは、上記に当てはまるという方は向いていると言えます。 特に「コツコツと下積みをするための行動ができる」「一つのことに対して根気強く継続できる」ということに関しては、下積み期間が長めでキャリアアップに時間を要することが多いという、盆栽業界においては最も大切なことと言えるでしょう。 そして、「自ら率先して積極的に行動を起こせる」というのはどのようなことにチャレンジするにしても必要なことです。 盆栽作家として有名になる・売れていくためには、多くの展示会や個展などのイベントに参加して売名していくしか方法がありません。 そのため、消極的になっていては盆栽作家としての人気を得ることは難しいと言えます。 弟子入りするにせよ、独学で学ぶにせよ、独立して名前を知ってもらうためにも積極的になることは必要なことです。

盆栽の代表的な資格

盆栽作家になる上で、あると便利な資格や役立てられそうな、盆栽に関する代表的な資格をこちらではご紹介いたします。

盆栽クリエイター【日本デザインプランナー協会(JDP)主催】

盆栽クリエイターの資格は、盆栽の基礎的な知識を有している方へ認定されるものです。
試験では盆栽の歴史や盆栽に使う樹種の知識、海外での盆栽のあり方…などを問われます。

苔玉作りインストラクター【日本インストラクター技術協会(JIA)主催】

苔玉を綺麗に・正しく作れる方へ認定されます。
知識はもちろん、苔玉を作るための道具や種類、使い方といった技術も求められます。

苔玉士®【日本インストラクター技術協会(JIA)主催】

苔玉の作り方や作る際に使う道具の種類、その使い方といった知識・技術を持っている方へ認定される資格です。
苔玉に使用する肥料や盆栽に最適な樹種といった部分も問われます。

園芸装飾技能士【都道府県職業能力開発協会主催】

園芸装飾に関する学科試験と、インドアガーデンの制作といった課題がある実技試験があります。
オフィスや店舗・一般家庭に観賞用植物を装飾・維持管理し、快適な空間を作るのが園芸装飾の仕事です。
快適な空間づくりのため植物全般に関する知識が求められる国家資格となります。

どの資格がおすすめか

どの資格がおすすめか
盆栽の資格が多くて迷う…という方へ向けて、おすすめの資格は『盆栽クリエイター』と『苔玉士®』です。

盆栽クリエイター【日本デザインプランナー協会(JDP)主催】

盆栽クリエイターとして学ぶことは以下の通りです。

  • 盆栽の始まった歴史
  • 盆栽に使う樹種、土の種類、鉢、肥料、苔、濯水、剪定の種類や季節
  • 海外にとっての盆栽とは
  • 葉刈り、病害虫の種類・対策
  • 盆栽の選び方・買い方

上記のことも学べるため、盆栽を始めたばかりの方や、全く盆栽をやったことがないといった方でも資格の学習を通して、盆栽に関するあらゆる知識を深められます。
月別の管理方法なども学べるため、その月に何をしたら良いのか、ということも盆栽クリエイターの資格で学び、自分で実際に実践もできます。
まずは趣味から盆栽を始めたいという方にとっても、すでに盆栽を始めておりもっと知識を深めたいという方にとっても、おすすめしたい資格です。
こちらの資格が気になるという方は、盆栽クリエイターについての資格概要をご確認ください。

盆栽士®資格の資格詳細はこちらから!

◯苔玉士®【日本インストラクター協会主催】

また、盆栽クリエイターと併せて取得すると役立てられる資格は『苔玉士®』です。 苔玉士®の資格では以下のことを学びます。

  • 苔玉の作り方
  • 苔玉を作る時に使う道具の種類、使い方
  • 苔玉に使用する肥料の種類
  • 苔玉・盆栽に最適な樹種の特徴、管理場所や灌水などの手入れについて

上記の知識を有している方へ苔玉士®の資格が与えられます。
苔玉だけではなく、盆栽に役立てられる樹種や、施肥などの知識を身につけられるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
しかし、これだけでは盆栽の歴史や盆栽に関する詳細を完全に学べるわけでは無いため、盆栽クリエイターと併せて取得するのがおすすめです。

おすすめ資格講座

また、盆栽クリエイターを取得するにあたり「独学で取得するのは自信がない…」という方もいるかもしれません。 そこで、独学でも時間がない方でも盆栽クリエイターを取得できるおすすめの資格講座を紹介します。 ご紹介するのは、諒設計アーキテクトラーニングで行っている『盆栽士®W資格取得講座』と、SARAスクールジャパンにて行っている『盆栽・苔玉資格取得講座』の2つです。

盆栽士®W資格取得講座 | 諒設計アーキテクトラーニング

諒設計アーキテクトラーニングの『盆栽士®W資格取得講座』で取得できる資格は「盆栽クリエイター」と「苔玉士®」の2つです。
自宅以外で講座を受けることもなく、在宅で簡単に資格を取得できるのが魅力的なポイントです。
『盆栽クリエイター』と『苔玉士®』2つの資格を30分程度の学習で、無理なく自分のペースで資格勉強が可能です。
また、時間がない方や長引くと集中できなくなるので、短期間で学習したい…という方には2資格が卒業課題を提出することによって、試験免除されるコースが選べます!
詳しい料金につきましては、下記表をご参考ください。

受講期間 受講料 添削回数
基本講座 6ヶ月(最短2ヶ月) 59,800円
(分割3,300円×20回[初回4,276円])
5回
スペシャル講座 6ヶ月(最短2ヶ月) 79,800円
(分割3,800円×24回[初回3,891円])
5回+卒業課題1回

盆栽・苔玉資格取得講座 | SARAスクールジャパン

SARAスクールジャパンの『盆栽・苔玉資格取得講座』でも、上記の諒設計アーキテクトラーニングと同じように盆栽クリエイター・苔玉士®2つの資格取得ができます。
SARAスクールジャパンでは基本コースとプラチナコースがあり、短期集中型で資格を取得したいという場合にはプラチナコースがおすすめです。
基本コースでは、他にも資格を取得したいと考えている方や、自分の力を試験ありで試してみたいという方、そして初期にかかる費用を抑えたいという方に向いています。
基本コースで盆栽や苔玉についての知識を学んだ後、自分で試験申し込みを行い試験に臨むというのが基本コースの流れとなります。この時試験にかかる料金は、別料金として協会に支払うこととなります。
一方、プラチナコースは時間をあまりかけたくないという方や、短い期間で集中して学習し、確実に資格を取得して盆栽や苔玉の知識を役立てたいという方に向いています。
資格試験は課題提出をすると免除になり、認定試験を受けるための費用も免除となるため、初期投資費用はかかるものの、確実に資格が取りたいという方にはプラチナコースがおすすめと言えるでしょう。
講座にかかる費用や添削課題については、下記表をご参考にしてください。

受講期間 受講料 添削回数
基本コース 6ヶ月(最短2ヶ月) 59,800円 5回
プラチナコース 6ヶ月(最短2ヶ月) 79,800円 5回+卒業課題1回

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